南アルプス・悪沢岳に登る

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▲PHOTO:2017/09/08 悪沢岳頂上手前付近

この夏、念願だった南アルプス南部の山、日本百名山のひとつでもある悪沢岳(標高3,141m)に登った。
この山には、どうしても登りたい理由(そのワケは長くなるので、また別の機会に)があった。

アプローチの長い南アルプス南部の3,000m峰に登ることなど、夢のような話…と思っていた。そんな悪沢岳に、登山の拠点となる静岡県大井川上流の椹島(さわらじま)から、さらに上まで車で移動してから登山をスタートさせる…というツアーがあることを知り、このコースなら今の自分でも十分登れる!…と、夫に相談したら「いいよ!」という嬉しい返事をもらい、一も二もなく申し込んだ。

当初は8月27日に出掛ける予定だった。しかし、8月7日に右足薬指を骨折してしまい、びっこを引いた足ではトレーニングもままならず、ツアーは参加するのは無理か…と半分あきらめかけていたところ、ツアーの申し込みが多く、9月にも追加で同じコースのツアーが組まれるという幸運。8月の分はキャンセルし、9月の方に延ばしてもらい、8月の間は、ひたすら足が治ることを祈っていた。

怪我をしてから、ちょうどひと月経った9月7日には骨折の痛みも和らぎ、出発10日前の整形外科の先生の「行って来てください」の声に励まされ、無事に出掛けることができた。3日前に高尾山に登った(この時には、まだ少し、痛みが残っていた)きりのトレーニングに多少の不安もあったが、下山するまで右足が痛むことなく、無事に登って来れたのはラッキーというしかない。


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登山前日の9月7日に新宿を朝8時に出発。バスに揺られて8時間(途中、何度か休憩)、静岡県大井川の上流の椹島(さわらじま)のロッジに着いたのは、午後4時のことだった。

翌朝は朝食が5時、そして6時にはデリカに乗ってロッジを出発。途中、車は椹島から歩いて行く人を追い抜いて行く。

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そんな自分たちが、安直で狡い登山をするような後ろめたさにも似たようなものを多少感じながら、車に1時間半揺られ、登山をスタートさせたのは7時半頃、標高2,300m付近からだった。

スタート地点手前の標高2,140mの見晴し台からは、赤石岳と悪沢岳がよく眺められた。この時は雲がかかっておらず、どちらの山もよく見えて、二つの岳の間にある赤い屋根の荒川小屋も肉眼で見ることができた。
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▲見晴し台から眺めた赤石岳(3,121m)

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▲同じく見晴し台から眺めた悪沢岳(3,141m)

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▲千枚岳(2,880m)にて

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▲千枚岳山頂にあった三等三角点。その向こうに悪沢岳手前の丸山が見える

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▲千枚岳を過ぎて悪沢の頂上が見えたあたりでは青空も広がる。右手前はガイドのSさん

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▲千枚岳から丸山までの間は、お花畑が広がる

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▲悪沢岳山頂手前の地点では巨岩があったり、赤石山脈たるゆえんの赤い岩がゴロゴロ


あいにく天候は曇りで、悪沢岳の頂上に着いても雲に隠れて周りの山は一切見えず、期待していた360度のパノラマは望むべくもなく、とても残念でした。

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▲悪沢岳(3,141m)山頂にて(千枚小屋で買った悪沢岳Tシャツを着て)

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▲背中のオコジョのイラストがかわいい悪沢岳Tシャツ

でも、雨に降られること無く登頂出来たし、千枚小屋から富士山が眺められたのが、せめてもの慰めでした。雨に降られなかったので、それで良しとしなければなりませんね。

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▲千枚小屋の前からは富士山が見えた

添乗員さん含め、総勢14名にガイドの方が3名。その点では、とても手厚い、恵まれたツアーでした。添乗員さんと3名のガイドの方々には本当にお世話になりました。無事に登って来れたのも、みなさんのおかげです。ありがとうございました。

ひと月前に右足薬指を骨折。そんなわけで、ツアーまでの間、ろくにトレーニングもできず、3日前に高尾山に登ったのがせいぜい。

登山前日の夜、宿舎では、よく眠ることができず、24時過ぎには目が覚めてしまい…。結局、睡眠時間は、たった3時間で登山に臨むことに。

そんな状況だったにも関わらず、事故も無く、無事に登って来れたのは本当に良かった。

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by osanpocamera | 2017-09-24 21:06 | | Comments(0)