カテゴリ:自然( 24 )

高原の朝

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もう1ヶ月も前の朝…なんだなぁ、と、写真の日付を見て思う。この写真は長野県のしらびそ高原の、朝の光景だ。

ここは標高1,900メートル。雲海を望みながら朝日が昇るのを眺めた。標高が高い場所だから、夏とはいえ、長袖だろうと思っていたが、朝方、ちょっと肌寒いかなと感じるくらいで、陽が出てからは半袖でぜんぜんオッケーだった。ここでも猛暑の影響か、標高を考えたら、本来なら半袖なんて信じられないくらいだ。
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ここでは、これまで見たこともない、「キベリタテハ」という蝶が飛んでいた。朝の冷気のなかで、一緒にいた仲間の指先に止まり、身体が温まるのを待っていたのか、じっとしていた。まるでベルベットの生地のような質感の、ステキな縁どりの衣装を身にまとった蝶だった。

[写真:RICOH GX200/8月22日撮影]
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by osanpocamera | 2010-09-22 07:24 | 自然 | Comments(0)

木造校舎

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懐かしい木造校舎である。ここは、長野県南部の古くから遠山郷といわれる飯田市(元・南信濃村)にある旧・木沢小学校。閉校した後も、保存され続けている校舎だ。今はもうない、わたしの母校の小学校も、壁は黒くはなかったが、こんな感じの木造校舎だった。

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この校舎、今は地域の方々に管理されて保存状態も良く、中に入ってみることができる。廊下の壁には、どこもそうだったように日本地図。こんな光景、あったなぁ。

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教室の中には、これまた懐かしい木の机と椅子。うん、うん、小学校の低学年頃は、こんな感じだった。

足踏みのオルガンもあって、わたしもちょっとだけ、弾いてみた。昔はこういうの、ミシンと同様に足踏みだったんだよね。アコーディオンと一緒で、空気を送り込んで音が出るしくみだ。足踏みオルガンを弾くなんて、小学生以来。今も、こういうものが残っていること自体が驚きだった。鍵盤が、意外にも、小さく感じられた。

鉄筋コンクリート全盛時代が訪れて、こういった木造校舎のほとんどが潰され、無くなっていくなか、閉校した後もこのように保存されることは、卒業生や地域の人達にとっても幸せなことだと思う。

[写真:2010年8月22日撮影]
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by osanpocamera | 2010-09-18 08:03 | 自然 | Comments(2)

頭を雲の上に出し…

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富士山が見えるとワケもなくうれしくなるのは常だが、見えないところから、だんだんに姿を現す状況…というは、余計にワクワクするものだ。

この夏は富士を一度だけ見た。この時は雨続きの天気だったが、たまたま運良く、雲が切れて富士を眺めることができた。

♪頭を雲の上に出し…

まさに、この状況。
[写真:PowerShot SX100 IS/2010年8月8日撮影/山梨・丸山林道]
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by osanpocamera | 2010-09-18 07:39 | 自然 | Comments(5)

クマの散歩を捉えた『となりのツキノワグマ』

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この本の表紙は、クマの親子の散歩を捉えた写真である。クマの着ぐるみ…などではなく、ホンモノのツキノワグマの写真だ。

昼間、ヒトが通る遊歩道に、ツキノワグマたちは毎晩のように出没、散歩しているらしい。ここを通る人々は、まさか、自分が今、歩いているココで夜中にクマが出没しているとは想像もしないだろう。でも、これは事実なのだ。

写真家の宮崎学さんの新刊本『となりのツキノワグマ』は、衝撃の写真集だ。独自に開発したセンサーカメラの自動撮影による、たくさんのクマの写真が惜しげもなく披露されている。

近年、全国各地で野生動物による被害が後を絶たない。サルやシカ、イノシシなどと同様に、ツキノワグマは、もはや絶命危惧種などではなく、確実にその数を増やしている。その“証拠写真”が、この本には満載だ。この本は、野生のクマの真実の姿を見せてくれる。また、自然保護と利用のあるべき姿も教えてくれる。クマと人間、双方にとってどうすることが幸せなのかを示唆してくれる。

この本を読んだら、アナタもきっとクマに対する認識が変わるだろう。

誰も考えつかない発想で研究装置を開発し、独自の調査をしている著者には、ただただ感服するばかりである。全編に渡り、著者のクマに対する愛情も感じられ、ユーモアが溢れる楽しい本だ。夏休みに親子でともに読む本としても、ぜひ、お奨めしたい一冊である。

宮崎 学 となりのツキノワグマ(新樹社)
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by osanpocamera | 2010-07-29 07:20 | 自然 | Comments(0)

夏空

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昨日の三連休の中日、どこかへ出かけようかと思ったが、午前中は9時から自治会で公園の清掃があったので朝から出かける訳にもいかず、結局、近場へドライブすることに。

写真のこの場所は、「夕焼け小焼けの里」として有名な、八王子市恩方町から山道を走って隣の小津町へ行く峠の途中。

高尾にあるわが家も山が近いので、さほど違いはないとはいえ、やはり、ここは山が深い。そして空気もきれいな気がする。

すっきりとした青空と、空には、ふうっと吹きかけたような雲。
夏空だなぁ…

写真:Canon PowerShot SX100 IS/2010年7月18日撮影]
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by osanpocamera | 2010-07-19 12:37 | 自然 | Comments(0)

季節はずれの雪

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季節はずれとは、まさにこのことだ。この4月、北海道で雪が降っているというニュースが流れたが、まさか東京でもこんな時期に雪が降るとは…

この冬は近年になく、東京でも何度も雪が降ったが、もう4月も半ばになるというのに雪が降ったのには驚いた。

昨夜はこたつで眠ってしまい、目が覚めたのが午前4時近く。外を見たら、なんと庭が白くなっていた。前日の夕方からみぞれ混じりの雨が降っていたことは認識していたが、まさか、こんなに白くなるとは…。

こんなことはない! …てことで、思わず5Dを持ち出してシャッターを押した。

わが家の庭は、隣家との境界の辺りに水銀灯が立っているせいで夜中でも明るい。写真はホワイトバランスを蛍光灯モードにして撮ってみたものだが、緑がやたら鮮やかなCanon独特のこの発色は、後で気がついたのだが、ピクチャースタイルを「風景」モードにしていたせいだ。もっと自然に撮るためには、「ニュートラル」か「忠実設定」か、「スタンダード」にするべきだった。少し前に桜を撮って、「風景」モードにしたままだったのがいけなかった。でも、まあ、これはこれで、緑との対比が強調されて面白い写真になったかな、と思う。

この記録的な雪も41年ぶりというから初めてではないのだろうが、子どものころのことは全く記憶にない。ただ、今年のように、昔は何度も雪が降ったという記憶だけである。だから、こんなことは何年か前(10年くらい前だったか)の4月1日に降った雪、以来である。

突然の雪に、咲き出した春の花たちは寒さに震えていたことだろう。写真は、桜が散り始めたこの時期に雪が降る、という前代未聞の記録だ。
[写真:EOS 5D MarkⅡ・EF17-35mm F2.8 L /2010年4月17日午前3時59分撮影]
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by osanpocamera | 2010-04-18 01:01 | 自然 | Comments(2)

野生動物から見えてくる人間社会

今月9日、府中で「自然からのメッセージ 動物たちから学ぶ」と題した講演会があった。自然界の報道写真家・宮崎学さんの講演だ。

この宮崎さん、「宮崎 学(まなぶ)」という同姓同名(読み方も一緒)の作家がいるため、いろいろと困っていらっしゃるそうで、その方との区別してもらうため、これからは「みやざき・がく」と呼んでほしいとおっしゃっていた。ただ、これまで何冊も(みやざき・まなぶ)で本を出されているので、そのコードは変えられないため、登録名のよみがなは変えられないのだそうだ。そんなわけで、当分、「みやざき・まなぶ」と「みやざき・がく」の2本立てでいくらしい。講演の最初に、そんな話をされていた。

さて、宮崎さんの講演のなかで、心に残ったひと言がある。
人間も野生動物の一種である。
この言葉の意味は極めて大きい、と思う。食生活はその国の文化と深く関わり、長い伝統がある。人もこの地球上で暮らす“野生動物の一種”と考えるなら、クジラやイルカを日本人が食すことに世界的な動物愛護団体が、なんやかや言ったとしても、そんなことは聞かなくてよろしい、ということだ。なにも、クジラやイルカを絶滅させているわけではないのだから。

日頃から宮崎さんは、自然環境の保護と利用について次のように述べている。
自然保護とか環境問題はいかにして環境保全をし、増やし育てていきながら自然を利用していくかというところに、ほんとうの自然環境理解が生まれるのではないかとボクは信じている。
宮崎さんのこの言葉は、生態系管理の本質をついている、と思う。

今、全国各地でイノシシやシカが増え、農業被害が後を絶たない。その原因の一つが、積雪や凍結防止のためにまく塩化カルシウムなのだという。そして、最近は不要になった漁業の網が、シカが道路に出て来るのをを防ぐための網として再利用されているそうで、これも原因のひとつだと、その網を舐めているシカの写真を見せながら、宮崎さんは持論を展開して行った。

動物が生きていくために、塩分は欠かせない。リサイクルされた漁業の網は、長い間、海に浸されて塩分を含んでいる。シカたちは、塩分を含んだこの網に大喜び、というわけだ。冬期に道路の凍結を防ぐために撒かれる塩化カルシウム、そして、リサイクルされた漁業の網は、周辺に棲む動物たちを、強く、元気にさせているという。弱った動物に塩分を与えると、元気を取り戻すそうだ。そう考えれば、塩化カルシウム撒くことや漁業網を張ることは、動物たちに“サプリメントを与えているようなもの”だ、と。

そして、もう一つの原因は、犬の放し飼いを止めたこと。昔から日本各地で飼われていた日本犬は、地域を守ってもいた。放し飼いにされていた犬たちは、サルやクマといった野生動物が出没したりすることを防ぐ役目を担っていたのだ。明治の頃までは、地方では犬の放し飼いは当たり前だった。それが、ペットとして犬が多く飼われるようになると、鎖で繋がなければいけないようになってしまった。そういったことが長く続くようになって、野生動物が里へ降りて来るようになってしまったというのだ。もちろん、地域の高齢化、過疎化も原因になっている。それら複合的な原因が重なり、今に至っているというのだ。

なるほど、頷けることばかり。宮崎さんのひと言、ひと言は、自らの脚で全国のフィールドに飛び、五感で感じ、調べ、観察し、行動して来たことによる裏付けがあり、説得力がある。たくさんの写真を見せながらそんなことを語り、ユーモアも交え、随所で笑わせてくれた講演会だった。宮崎さんの講演を初めて聴いた人たちは、きっと目からウロコ…なことがたくさんあったことだろう。

野生動物の立場から見た宮崎さんの言葉は、現在社会のさまざまなひずみを見事にあぶり出す。

「写真は視覚言語。写真から、それらを読み取ってほしい」

と語る宮崎さん。当日は、その宮崎さんの著作本『ツキノワグマ』が、会場に入るなり、なんと、無料で配られた。普通、講演会が終わると、その登壇者の著作本を出口で販売していたりするものだが、このご時世に、なんと太っ腹な…
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不況とはいっても、大企業はまだまだ余裕があるということか。入場者全員にこの本を配布したのは、主催した東芝ソリューションという会社。「東芝」という企業が、これほどまでに環境問題に力を入れているとは知らなかった。こういった講演会を開き、企業として社会貢献を行う姿勢に好感を持った。講演が始まる前に社長さんがあいさつをされたが、司会の方とともに、長年、自然界を通して環境問題を報道してきた写真家に対して、最大限に敬意を表した紹介の仕方だった。

素晴らしい講演に、最後は満場の拍手。わたしはスタンディングオベーションしたいくらいだった。本当に足を運んでよかったと思える講演会だった。
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宮崎さん曰く、「野生動物を観察していると、人間社会が見えてくる」。それが端的に現された本が新刊の写真集『カラスのお宅拝見!』(写真:右)だろう。カラスを通して見えてくる現代の人間社会。この写真集のなかには、どのような“視覚言語”が詰まっているのか、今から楽しみである。

 =この本を読んだら、アナタもきっと、カラスを好きになる。=

これは宮崎さんの講演が終わった後に、この本を紹介した司会の方が結んだ言葉だ。
『カラスのお宅拝見!』必見である。
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[写真:会場となった府中駅北口・けやきホール入り口/GX200/2009年12月9日撮影]
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by osanpocamera | 2009-12-15 23:01 | 自然 | Comments(0)

ご来光を仰ぐ

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先週の連休は長野の蓼科山登山をして、ご来光を仰ぐ…という初体験(この歳で)をした。夜には満点の星空を仰いで、これまた「感動!」のひと言。

台風が上陸し、登山計画もどうなることやら…と心配をしていたが、台風一過の翌々日。当日は、晴天の登山日和。これ以上ないというくらいのお天気に恵まれた。これも日頃の行いの賜物か!?

じつは今回の登山は、今年始めに亡くなった、夫の高校時代の同窓生Aさんの追悼登山なのであった。31年前の10月に、この蓼科山登山をした夫は、そのとき、1歳下の同窓生だったAさんとTさんのふたりに山頂で偶然出会い、写真を撮っていた。

その写真に写っているメンバーのTさんが今回の登山を企画し、亡くなったAさんの奥さまと小学生のお子さんと一緒に、総勢6名のメンバーで山頂を目指したのだった。私は夫の付属でついて行き、心配していた山登りだったが、難なく無事に登頂できて山小屋に着き、ひと安心した。

初めての山小屋宿泊、そして満点の星空を仰いだせいか、その夜は興奮してよく眠れなかった。

翌朝は5時前には起きて山小屋の外へ。2530mの山頂ではガスが出ていて風も強く、無事にご来光が仰げるか心配だったが、やがて太陽が雲海の切れ目から顔を出し、朝陽が差した。初めての山頂でのご来光を仰ぐ体験は、実に感動的であった。これもAさんと、登山に誘ってくださったTさんのおかげ…と感謝。今は亡きAさんのご冥福を祈る。
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登頂の翌朝、山頂では岩の間に生えているガンコウランに、霜が降りていた。
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岩だらけの山頂は思ったより広く、別世界のようだった。鳥居もあって「蓼科神社」とあった。荒涼としたなかで、なんとも不思議な光景。
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下山の様子。北アルプスや八ヶ岳など遠くの山々もよく見えて、最高の眺め。

[写真:RICOH GX200/2009年10月12日撮影]
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by osanpocamera | 2009-10-16 20:12 | 自然 | Comments(4)

虹が出た!

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久しぶりの虹だった。この前の日曜日の、18時41分。

富士山が見えると嬉しくなるのと同様に、虹が見えたらやっぱり「ラッキー!」と思える。この日の気分と同じく、ココロが少しばかり晴れやかになった午後だった。

[EOS 5D MarkII・EF 50mm F1.4 USM/2009年7月19日自宅2階ベランダより撮影]
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by osanpocamera | 2009-07-22 21:22 | 自然 | Comments(0)

子だくさん

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サボテンの新芽でしょうか? こんなの、初めて見ましたデス。
まるで、アスパラが生えているみたいですね。愉快です。
(雨畑硯のツアーで訪れた集落で撮影)
[写真:Canon PowerShot SX100 IS/2009年5月24日撮影/山梨]
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by osanpocamera | 2009-05-31 18:09 | 自然 | Comments(4)