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知られざる横浜の文化人

一般にはあまり知られていないが,明治・大正・昭和初期を生きた文化人に小島烏水という人がいる。山岳界では日本山岳会の創始者のひとりとして有名な人物だ。

現在の東京三菱銀行の前身である横浜正金銀行に銀行員として定年まで勤めながら,夜や休日には登山家として,そして文学者としてもたくさんの著作を遺し,また美術品(主に版画)のコレクターであり,浮世絵の研究者…と,多彩な顔をもつ。

その小島烏水の蒐集した膨大なコレクションの展覧会が,いま,横浜・みなとみならいにある横浜美術館『小島烏水版画コレクション展』と題して開かれている。

d0021488_1829655.jpgこの小島烏水という人物は知れば知るほど奥が深く,いずれの分野においても頂点を極めた人物で,その精力的で多彩な活動はエネルギッシュに溢れている。書き遺した著作はおびただしく,全集としてまとめられたものだけでも14巻もあるのだ。

コレクションした作品群を見ても,烏水の確かな目を感じる。例えば西洋版画でいえば,ドラクロワ・ミレー・コロー・ルノアール・ゴッホ・ゴーギャンからピカソに至るまで,今では有名な画家たちの作品をコレクションしている。

美術品のコレクターとしても,松方コレクションの松方幸次郎,大原美術館の創始者・大原孫三郎とも並び称されていい人物だと思う。

山と文学,そして美術を愛し,活動的に生きたこの人物を,もっともっと,たくさんの人に知ってほしいと思う。

『小島烏水 西洋版画コレクション』
 ↑ 横浜美術館の学芸員の方の著作で烏水のコレクションを紹介した本
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    [横浜美術館:正面玄関横]
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by osanpocamera | 2007-02-22 16:36 | 展覧会 | Comments(0)

ネコを撮りたい

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きょうは2月22日〈にゃん・にゃん・にゃん〉で,猫の日であります。ニャ〜オ!
(写真はマイ・コンピュータのデスクトップ)

暖かい日のお昼過ぎには,近所でもこんなふうに猫が日向ぼっこをしているはずですが,なにせ花粉が怖くて,今は外に出られません。油断して薬も飲まず外出した昨日なんて,ほんと,鼻水まみれになっちゃって,ひどいもんです。

目もガラスの粉を吹きかけられたような痛みと痒みで,“ウサギ目”になり,そりゃもう大変でした。目を完全に覆うゴーグルがほしいです。…そんなわけで,本日はおとなしく自宅待機。

早く,5月頃の,あのさわやかな風に吹かれたいものですニャ。
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by osanpocamera | 2007-02-22 16:07 | ねこ | Comments(4)

病院内に葬儀屋と霊柩車の広告

骨折で入院した94歳の祖母を見舞うため,日曜日の夕方,夫と山梨へ車を走らせた。

祖母は今月始めごろ自宅で転び,足の付け根を骨折し,入院。心配はしていたが内蔵が悪いわけではないし,入院も長丁場になるだろうから…と,お見舞いは次の週末あたりに行くつもりでいた。

ところが,入院してから2週間経ち,家に帰りたいがためにハンガーストライキを起こして食事も薬も受け付けず,周囲を困らせる祖母のことを「もう,ダメかもしれない。意識がなくなってからでは遅いので,今のうちに会っておけ…」という父からの電話で,急遽,病院に駆けつけた。

病室に入ってみると,思いの外,祖母は元気だった。風邪を引いたため呼吸は少々苦しそうだったが,わたしたちが部屋に入ってからも,祖母はずっとしゃべりっぱなしだった。前日から,叔母と交代で付添っている母も驚いていた。

点滴を打っている腕や手の甲の内出血した注射跡は痛々しかったが,肌の色つやもいいし,上体は自分で動かせるし,なにより,よくしゃべる。わたしはすっかり安心して,「おばあちゃん,ちゃんと食べてよくなったら家に帰れるんだからね」といって祖母の脚をさすった。

やれやれ…と病室を後にし,玄関がある一階に降り,公衆電話の真上の壁を見てぎょっとした。壁には日めくりの暦がかけられていたが,その「日めくり」の両側に,なんと葬儀屋と霊柩車の電話番号案内が書かれていたのだ。

d0021488_12143375.jpg一瞬,目を疑った。病院を訪れる誰もが目にするような場所に,よりによって葬儀屋&霊柩車の広告とは…。患者とその家族の気持ちを考えない,あまりに無神経でその配慮のなさにあきれてしまった。

こういうものを掛けて平然としている病院側の感覚をなんといったらいいのだろう。病院という場所をいったいどう考えているのか。病院とは病を治す場所であるはずなのに,これでは,ここは「死に場所です」といっているようなものだ。

暦の上にある「○○タクシー」や「○○レンタカー」というのはわかるが,霊柩車もタクシーやレンタカーも,ここでは同列らしい。

電話で県内に住む姉に「病院も随分だ」と怒りをあらわにすると,「入院しているのはお年寄りばかりだから…」とか「古い病院だから…」と,肯定するような信じられない言葉が返ってきた。ここでは,これが当たり前なのか……。

意識の差にがく然とし,ますます怒りが沸々と沸いてくるのだった。

写真をよく見たら,暦の日付が16日のまま。これを撮ったのは18日だったんだけど。誰も気付かないのか「一事が万事」である。
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by osanpocamera | 2007-02-19 12:28 | Comments(5)

都心は暑い!

d0021488_2182182.jpg今週は殆ど毎日,都心に出かけていますが,わたしが住む高尾とは,随分気温に差があります。出かける度に「暑い!」と汗をかいてしまう。洋服一枚分くらい,温度差があります。実際,5度くらい違うんじゃないか…。

銀座の畑では,菜の花が咲いていました。…って,じつは,コレ,銀座四丁目交差点近くのミキモト真珠店のディズプレイです。「ディズプレイ」といっても,お花はホンモノです。

この場所はいつでも季節感たっぷりにディズプレイがいろいろと工夫されていて,巨大ツリーとか満開の桜の木があったり…で,和光のディスプレイと並んで銀座に来る楽しみのひとつです。

そして銀座四丁目交差点といえば,和光,三越,日産ギャラー…と,三愛ドリームセンターですが,その三愛ビルの一番トップのネオンサインが,いつの間にか「RICOH」に変わっていました。

最近まではボーダフォンのサインだったようですが,わたしの記憶にあるのは「三菱」そして「San-ai」「コカコーラ」等々。

d0021488_391511.jpgこの場所に看板を出すのに,どのくらいかかるのかは知りませんが,ここに看板を掲げている会社は,今,元気があって景気のいい,アツい企業だといえるでしょう。(そういえば,わたしが今,欲しいと思っているカメラも RICOH さんの製品でした)

実際,この場所を獲得するのも競争が激しいハズであります。

このネオンサインの変遷を,ココで見ることができます。
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by osanpocamera | 2007-02-16 02:16 | 花・木 | Comments(2)

不二家のネオン

d0021488_1281539.jpgきのう銀座へ行きましたが,数寄屋橋交差点の角の不二家は,やはり営業していませんね。でもネオンだけは煌々とついていました。

この光景もいつまで見られるかわからないので,ひとまず撮っておこう…とパチリ!

この看板が変わったら,この見慣れた街の光景も変わってしまう…ような気がします。何とか再建してほしいと思うのは,わたしだけではないでしょう。

でも,はっきり言って不二家はいくらお店のロゴを「FUJIYA」としても,なんとなく「古い」イメージであるのは否めません。ただでさえ,グルメを満足させる新しいスイーツがどんどん出てきている現代。いくらロゴを新しくアルファベットにしても,店舗も体質も古いまま…ということが,この会社の問題点だったのでしょう。

変わらない…というより,“変えない”ことが時にはいい場合もある。中途半端な改革より,昔と変わらず「不二家」で行き,品質を保つ…という“老舗”路線で行った方がよかったのに。今回の問題から立ち直って,イメージを払拭するのは容易なことではないでしょう。でも,このビルの上の看板だけは変わってほしくないな…と思う。
がんばれ,ペコちゃん!

d0021488_1239867.jpg一等地にある店舗も未だに閉まったまま。閉じられたシャッターには「お詫び」が貼ってあった。
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by osanpocamera | 2007-02-15 12:17 | 建物・景観 | Comments(3)

「遺す」ことの意義

d0021488_89598.jpg連休の二日間,都内でウェブ制作のスキルアップ講習を受けた。会場となったのは中央区八丁堀にある「京華スクエア」。ここは旧・中央区立京華小学校の校舎を改修した建物だ。

玄関ドアを開け,中に入ると,そこがかつて小学校だったことがすぐにわかる。校舎に囲まれた狭いグリーンの校庭は,いかにも“都心の小学校”という感じだ。校庭の片隅には二宮尊徳像もあって,歴史ある小学校を彷彿とさせる。

竣工は昭和4年。関東大震災の後,頑丈な建物を…ということで鉄筋コンクリートで建てられたそうだ。平成5年に統廃合で京華小学校はなくなったが,校舎は有効利用されることになり,平成13年に「京華スクエア」としてオープンしたという。
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たとえ廃校になっても,こんな形で校舎が遺るなら,地域にとっても卒業生にとっても幸せなことだ。わたしの母校である小学校,中学校も統廃合されてしまったが,どちらの校舎も取り壊されてしまい,今は,もうない。小学校の跡地には,かろうじて石碑と二宮尊徳像が遺っているだけで,故郷に帰っても,懐かしい校舎を二度と見ることはできない。こんなふうに校舎が遺され,利用されるなんて羨ましいことだ。

d0021488_11293731.jpg校舎の中はきれいに改修されていたが,レトロな雰囲気は満点。

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“旧い”けれど素敵に改修されて新しくなった教室で,“新しい”ことを学ぶのは悪くない。

二日間の詰め込みは,わたしの頭の容量を完全にオーバーしていたが,なんとか反芻して覚えるしかない。でも講習を受けたおかげで,購入したCSS(スタイルシート)の本の内容も少しは理解できるようになった。
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by osanpocamera | 2007-02-13 07:38 | 建物・景観 | Comments(7)

富士が見える駅

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快晴の昨日は,京王線・京王片倉駅のホームから久しぶりに富士山の雄姿が眺められた。この冬,東京は一度も降雪なしの日が続いているが,標高3千メートルを越える富士の山は,やはりいつも通り,真っ白な雪を戴いている。

すっきりと晴れ渡った真っ青な空をバックに白い富士を見た日は,一日いい気分だ。[下写真:拡大画像]
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せっかくだから,ここの駅名,「京王富士見」とでもしたらどうか……
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by osanpocamera | 2007-02-12 23:00 | 建物・景観 | Comments(0)

墨の芸術

先週,知人が通っている書道教室の書道展の案内があって,横浜のみなとみらいに出かけた。藤沢にあるその書道教室に,彼女は世田谷から2時間かけて通っているという。先生は,最近話題になっている書道家の武田双雲氏。
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先日,その話題の双雲先生をテレビで拝見しましたが,書道教室はいかにも楽しそうで,小学生のころにこんな先生に習っていたら,書道がもっともっと好きになっていただろうなと思った。何ものにもとらわれない自由さがあって,のびのびと筆を走らせ,自己表現している作品を見ると,わたしも墨をたっぷり含ませた筆を走らせたくなってくる。
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双雲先生は決して書道の道まっしぐら…に来たわけではなく,大学を出てから企業に就職。しかし,なにかが違う…と,子どものころからやってきた書道を極めることに。いまや200名の門下生をを抱える人気の書道家だ。

こうなれば,書道も「墨の芸術」といえるだろう。
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by osanpocamera | 2007-02-11 07:33 | 展覧会 | Comments(1)

バリアフリー

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ここは横浜の「みなとみらい」駅構内。こんな低いタイプの自動販売機は初めて見たが,なんだか使いやすそうだ。

そういえば,これまでの自動販売機って,健常者の大人を購買対象に作られてきたとしか思えない。車椅子に乗った人や子どもにとっては,商品が見ずらいし,お金の投入口も高いだろうと思う。

この高さなら車椅子に乗った人でも,商品がよく見えて,じっくり選ぶことができそうだ。

いろんなものに「バリアフリー」は広がっている。
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by osanpocamera | 2007-02-08 21:41 | Comments(0)

中央線新型車両

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中央線の車両もついに新型に! 
…といっても,まあ,まだ一部なんですが。(平行して走る総武線の車内からパチリ!)

山手線,総武線,京浜東北線などは,とっくに,これと同じ新型車両に切り替わっていて,中央線だって赤字路線じゃないだろうに,なんでいつまでも古い車両のままで切り替わらないの〜? と思っていましたが,やっと少しずつ切り替わる時がきたわけですね。

とうとう,新しくなるのね!という期待と同時に,全身オレンジ色の,これまでの車両はいずれ走らなくなる…ということを思うと,長年親しんできたこれまでの車両が,なんだか急にいとおしく思えてきてしまった。やっぱり絵になるのはコチラ↓の方ですよね。

今のうちに…というわけで,高尾駅に止まっている車両を思わずパチリ!
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by osanpocamera | 2007-02-02 00:48 | Comments(2)