その理由

「自然の中で起こっていることは必ず、自然の中にその理由が有る。
神様が作っているわけではなく、自然の中に答えが有るのだから、
きちっと調べていけば答えに到達できる」
これは、今回、ノーベル賞を受賞した益川敏英教授(68)の言葉。インタビューで「5歳の子供にメッセージを」と請われていわれた言葉だそうだ。子どもにもわかる言葉で、やさしく科学を解いている。

しかし、これは、何にでも言えることではないだろうか。

人間も「自然」の一部。いろんな事件を起こしたりする人の、起こした行動の理由も、そのときの状況とともに、そうなるに至った経緯を調べることで答えがみつかるだろう。

育った環境や生育歴などを調べれば、その人物の性格の説明もつく。理解不能…という場合も時としてあるかもしれないが、大体は答えに辿り着けるものだ。
  
こんな詩がある。
種子さえ
蒔いておけば
いつかかならず
芽が出る
よいたねには
よい芽が
悪い種子には
悪い芽が
忘れたころに
ちゃんと
出てくる
詩人で書家の相田みつをさん(1924~91)の「たね」という作品である。

今年は日本人のノーベル賞受賞ラッシュだが、ノーベル賞を受賞するような方々は、きっと幼少時には、周囲の大人に「よい種」をたくさん蒔いてもらったことだろう。

翻って、事件の容疑者となるような人物の場合には、「悪い種」が蒔かれていたはずだ。

忘れたころに、よい芽が出るように、せっせと「よい種」を蒔こう。子どもにとって、あるいは教育を受ける者にとって、周りの大人や先生は、すべて「種を蒔く人」だ。

by osanpocamera | 2008-10-14 13:27 | Comments(0)