阿修羅に会いに
東京での「阿修羅展」は、今週、日曜日でもう終わり。前売り券を買っていながら、まだ行ってなかった。週末は予定が入るかもしれないので、今週、平日の間に行くことにした。午前中は混雑もすごくて、2時間待ち…もあるようなので、昨日の夕方、観に行くことに。
上野駅に5時半、と待ち合わせて、東京国立博物館へ。
混んでいませんように…と祈りながら向かいましたが、やっぱり入場制限をしていて、写真のように並びました。でも、結局、並んだ時間は30分程で済み、それほど疲れも無く、無事に入ることができて一安心。
中の混雑ぶりも、また、すさまじかったです。特にメインの阿修羅像の前では、立ち停まったまま動かない人たちがかなりいて、まったく前に進めない状態…もあったり。
でも、どんなに混んでいても、汗だくになっても、会いに行ってよかった、です。阿修羅と対面したのは、これで3度目ですが、奈良へ出かけることなく、東京に居ながらにして阿修羅さまに会えるなんて! しかも、正面からだけでなく、背面からも眺められるという機会は、そうあるものではありません。
今回の展覧会は展示の仕方がユニークで、彫像作品をいろんな角度から鑑賞できたのがベリー・グッドでした。奈良の興福寺ではガラスケースに入っていましたが、今回の展示ではそれはなく、直接、目に触れられて大感激! 像の周りをぐるりと廻りながら鑑賞できた展覧会…というのは初めてでした。
写真2:見終わってから、記念にポスターの写真を撮る人々
この天平時代の、いにしえの作品の魅力は、品格ある「顔の良さ」にあると思う。眺めていると、心が洗われるような、なんともいえない思いがして、改めて、作品の持つ力を感じたのでした。
[写真:RICOH GX200/2009年6月3日撮影]
by osanpocamera | 2009-06-04 20:24 | 展覧会